高温多湿に弱いので、北海道のみ楽しめる初夏の花の代表【ルピナス】

今でこそ、品種改良がされ、関東以北でも少し見られるようになりましたが、北海道で見るルピナスの群生は圧巻です。6月。羊蹄山の残雪もわずかになったころ、あちこちで見かける、色とりどりの鮮やかな花。形もユニークで、まるでとうもろこしのよう。背が高く、見た目が藤を逆さから見ているようなので、別名【のぼり藤】とも言われています。


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草丈は40センチから長いもので1.2メートルにもなり、はっぱは手のひらを広げたようなかわいい形をしています。花穂を長く伸ばして蝶々のような形の色とりどりの花をたくさん咲かせます。よく見る色は紫、ピンク、しろ、青、などがあり、花穂だけでも70センチになるものもります。

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遠くから見ると、まるでその群生は、蝋で作ったかのような美しさで、硬い花のような印象を受けますが近くで見ると、花は蝶々の形をした、中が空洞になっているとても繊細な花なのがわかります。


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外で見るととても見ごたえのある花ですが、切花にして飾るのも様になります。しろ、紫、青、ピンク、とレインボーのような切花も素敵ですが、大き目の花瓶に、2色ほどのルピナスだけをわさっと飾るのもいいアクセントになって素敵です。

現在、羊蹄山麓では、あちこちで群生を見かけます。ニセコ界隈ですと、ホテルアルペン横の空き地や、ひらふベースリフトの向かいの公園などでも見ることができます。花のあとには豆(種)ができるので、また、その変化もお楽しみください。

北海道の初夏の花、ルピナス。名前と姿を覚えてくださいね!