登山・ハイキング

ニセコに夏、滞在するとき、どんな旅の計画を練るか迷ってしまうこともあると思います。お子様連れのご家族などは特に、アクティビティでいろいろと考えてしまうことが多いと思います。今は、穏やかな場所を下るラフティングやその他ウォーターアクティビティ、ツリートレッキング、などなど、小さな子供でも楽しめるアクティビティがたくさんあります。

ニセコは山に囲まれた大自然を感じることができる場所なので、ぜひ、一度は、登山やトレッキングに挑戦してみてください。初心者や子連れでも気軽に行ける場所をシェアしたいと思います。

登山と言えば、ニセコエリアの代表格、羊蹄山やアンヌプリ、尻別岳など、が挙げられますが、本格的な登山ではなくても、ニセコ連邦で山をしっかりと楽しむこともできるんです。

白樺山は、共和町と蘭越町との境にある標高959メートルの山で、シャクナゲ沼と新見峠の中間にある比較的登りやすい山です。新見峠に登山口があり、約1時間半ほどで頂上まで登れます。下りは約1時間ほど。

アンヌプリ登山は、標高1309メートルの山で、約2時間で頂上へ。五色温泉登山口から登り、下山後は五色温泉で入浴がお勧めコースです。1000メートルを超すころからは急斜面に岩が多くなるので足元に気を付けて楽しんでください。

イワオヌプリは、アンヌプリと全く同じ標高1309メートルの山で、1時間半ほどで頂上へ到着できます。五色温泉はとても泉質の良い温泉なので、同じく下山後に入浴がお勧めです。

散策のようにハイキングをもっと気軽に楽しみたい初心者の方には・・・

ニセコ町宮山の小径(標高218メートル):ニセコ町の有島地区にある小高い山で、現在、ニセコ千本桜という運動が行われており、かつては桜の名所だったこの場所をもう一度桜の名所にするために井本の有志達がボランティアで整備活動を行っています。宮山の小径は、狩太八景の道標があり、美しい景観が望めます。カシュンベツ川遊歩道もあり、静かでとても癒される隠れスポットです。(休憩は有島記念館内の高野珈琲がお勧めです)


旭ヶ丘総合公園:倶知安町営スキー場内が公園になっており、夏は散歩道を散策できます。道はちきちんと整備されており、歩きやすく、小さな子供も一緒に登れます。スキー場の元ジャンプ台のある頂上から見る景色もまた、格別です。ぐるっと一周して降りてこられるので、ちょっとしたトレッキングにはもってこいです。近隣には遊具などのある公園やキャンプ場、ピクニック広場やレストハウスもあるので、晴れた日のピクニックがてらにお勧めです。


Niseko Annupuri Hike June 18 2017 1

頂上からは晴れていると、このような景色が望めます。

散策・トレッキング

トレッキングはアップダウンは激しくないので、お子様連れやご年配の方々と行かれる際にお勧めです。ゆっくりと自然の景色や植物を楽しみながら歩いてみてください。初めての方はガイドさんと一緒に行くことをお勧めします。ガイドさんは何でもよく知っているので、同じ散策でも一人なら見過ごしてしまうような些細なことも丁寧に説明してくれることによって、もっともっと自然を学ぶことができるので、ぜひ、半日コースなどでその楽しさをまずは味わってみてください。

ニセコエリアには、その昔、羊蹄山の火山活動でできた沼が数多く点在します。

その中でもお勧めの沼や湖はこちら。

半月湖:その名の通り、上空から見ると、半月の形をしています。湖底が隆起する前は、ほぼ円形だったんだとか。湖には筋エビ、タニシ、コイ、フナなどが生息していて、湖畔をじっくり観察しても見られる時があります。

神仙沼:かつて沼地を発見した人が、ここは神、仙人が住まう場所だとして神仙沼と名付けたといわれるくらい、不思議な静けさとパワーが宿るパワースポットです。レストハウスから周回コース全コースに木道が設けられているので、足元も心配なく散策できます。

鏡沼:風がやむと、水面が鏡のように美しく空を映し出します。鏡沼へ行く主要ルートは2つ。花園ゴルフルート58号線ルートがあります。風で移動する浮島があるそうです。見つけてみるのも楽しみの一つになると思います。



基本的な持ち物リスト

初心者の登山:トレッキングシューズ、リュック(20l~35l)、吸水速乾性の長袖シャツ、長ズボン、フリースなどの防寒着、レインウェア(上下分かれているものが望ましい)、帽子、グローブ(軍手でも可)、水分(1リットルはあったほうが良い)軽食など

トレッキング:履き慣れた靴、リュック、長袖シャツ、長ズボン、フリースなどの防寒着、飲み物(500ミリリットルほど)

また、水質のきれいな水辺や木陰には蜂やブヨなどの虫も多いので、防虫、また何かあった時のためのファーストエイドもあると安心です。

気軽に、みんなで散策を楽しんで、温泉につかる1日もニセコでの夏の醍醐味。計画を立てる参考にしてみてください。